何らかの事情で転職しようと思った時、ビルメンへの就職も考えている人もいると思います。
そこで、ビルメンに転職して30年近く働いて見て実際どうなのかをお話ししようと思います。
お金
ビルメンは正直給料が平均より安いと思います。
何かを販売する・営業して売上を上げるとかでは無く、現場に1契約何人入れて月々お金を貰うというものなので、会社に入るお金も決まってしまいます。
結果、会社のお金から給与が支払われますので、どうしても給与が低くなり易いし、昇給も金額が低くなります。
だからといって給与を上げる事が出来ない訳ではありません。
資格取得する・現場内の仕事をキッチリとこなす事を地道にして行けば役職も上がり、資格手当・電験等選任手当も付けば給与を上げる可能性があります。
私も電験3種取得して、資格手当が1万以上上がりましたし、数年後役職も上がり給与アップしました。その後電気主任技術者として選任されていて、選任手当も数万もらつています。
多少時の運で左右される事もありますが、資格取得もしない・現場内の仕事も適当であれば、当然給与アップのチャンスも巡って来ないと思います。
仕事内容
仕事内容は、建物の設備(電気・空調・熱源・照明・給排気・給排水・昇降機・通信機器)の維持管理になります。
例えば、電気設備ならコンセントに電気が来ないので、原因を探す。給排水なら蛇口の水が止まらなくなったので、部品を取替えて修理する等です。
一時対応が多く修理が出来ない事なら、専門業者に修理依頼をする事もあります。
建物の用途(例えば商業施設なのか事務所ビルなのか)・建物の規模・築年数・そこで働くビルメンの人数により、同じ給与でも忙しさがかわってきます。
例えば商業施設で建物の規模が大きく築年数が古いく働いている人数が少ないと凄く忙しい現場になる確率が高いですし、その逆ならマッタリした現場になります。
これは正直現場ガチャになりますね。
勤務パターンは、その現場によって違いますが、日中勤務の日勤・夜から翌朝までの夜勤・24時間勤務の宿直の3種類があります。
日勤のみの現場や日勤・宿直両方ある現場等、その現場によって様々です。
この仕事に向かない人
1 臨機応変な対応が出来ない
現場では予期しない設備の故障・不備が発生する事が多く、それに対して柔軟に対応する必要があります。
長く働けば経験値が高まり柔軟な対応が出来る様になりますが、一部長く働いていても柔軟な対応が出来ない人もいますので、そういう人は厳しいかもしれません。
2 人とコミュニケーションが取れない
これはどんな仕事でも言えますが、ビルメンと言えど挨拶や人と対話が出来る等、最低限のコミュニケーションは必要です。
それが出来ない人は会社内でもめ事を起こしたりして辞める人もいますので、コミュニケーションは大事です。
3 汚い・汚れるのが嫌い
その現場・仕事内容によりますが、汚い・汚れる作業があります。
トイレの詰まりで見たくもない物が散乱してる中での作業や厨房内でネズミの死骸・ゴキブリやそれらの糞の中での作業もあります。
正直潔癖な人は厳しいです。
最後に
私は電気関連には興味がありましたし、裏方の仕事が好きでしたので、この仕事に転職して本当に良かったと思います。
なので、ビルメンに興味があるのであれば、転職するのも良いと思います。
よろしくです。
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